みなさま、こんにちは☺門真市萱島駅から徒歩3分の通いやすい歯医者 氏井歯科矯正歯科の院長の氏井公治です☺当院は、駅前でも駐車場が4台ございますので、お車でも来院しやすいです🚗私は口腔インプラント学会専修医であり、日々インプラントの研鑽を積んでおります。
今回は
18歳の女性未成年者でもインプラント治療って可能なの?
というテーマでご供覧していただきます。
またこのケースはインプラントジャーナル81号にも掲載されました。
https://www.shien.co.jp/act/d.do?id=14865
より詳細をお知りになりたい時は医院に置いてありますのでぜひお声かけしてください。
まず若年者にとって骨の成長がまだ未発達な段階でインプラント治療を行うことは相対的な禁忌とされております。
成長に伴ってインプラントの位置が移動してしまったり成長の妨げになることもあるからです。
しかし、ぶつかってしまって歯が折れ抜歯を余儀なくされたり、元々歯がない場合どうしてもインプラント治療が必要なケースもあります。
今回はそのような場合にどう診断し計画をたてていくのかということをテーマにさせていただきたいと思います。
かなり長くなるので何回かに分けさせていただきます。
患者様は18歳の女性で職業は高校生、左上の前歯が動くということで来院されました。
以前ボールをぶつけてしまい横の歯と動かないように接着剤でくっつけていたが再度ボールを
ぶつけてしまったということです。
全体的には前歯以外特に問題となる所は見当たりません。
歯周ポケット検査でも主訴である前歯以外特に問題はありませんでした。
前歯に対してクローズアップしてみると折れた所をプラスチックの治療をしている所がありそれがあっていないため
歯茎が赤く腫れております。また隣の歯と接着剤で固定している跡がみられます。
私もこの時までは歯の頭の所のみ破折しているのかと考えていましたが
レントゲン撮影をすると歯の頭だけではなく根っこの所も折れていることがわかりました。
正確に診断するためにCT撮影をすると
割れていることが確実に診査できました。
根っこが割れている場合は状況にもよりますが基本的に抜歯となります。
抜歯をした場合
①ブリッジ ②入れ歯 ③インプラント治療
となります。
18歳ということで保護者様と同席しお話させていただきました。
まずはブリッジですが、健康な歯を削らなければならず、また保護者様がブリッジに嫌な経験があるということで受け入れられませんでした。
接着ブリッジといわれるほぼ削らずに接着するブリッジもありますが、やはり接着力が弱くいつ外れるかわからないことから
これから大学に通うにあたり歯を気にして人前で大きく笑えなかったりすることすることができないことも受け入れられない原因となりました。
入れ歯に関してはまだ18歳ということで精神的に受け入れられないということが一番の原因でした。
保険の入れ歯であれば金属の金具が見えてしまいます。
あと残るはインプラント治療になるのですが18歳という年齢から相対的な禁忌となっています。
果たしてインプラント治療は可能なのでしょうか?
この疑問に対して世界的にはどのような治療が行われているのか文献を調べてみました。
(2)に続きます。
氏井歯科矯正歯科 氏井 公治
口腔インプラント学会専修医