MICROSCOPE
氏井歯科矯正歯科では、マイクロスコープを導入した治療をおこなっております。
歯科において、マイクロスコープの導入がされたことで、診断だけでなく治療においても、とても大きな変化がおきております。当院では、マイクロスコープを活用することで肉眼では確認できない治療箇所でもより正確に把握しながら治療を行えるような体制をとっております。
これまで、脳外科や眼科、心臓外科ではマイクロスコープは当然のように導入・活用がされておりました。近年、一部の歯科医院にて導入がされていますが、まだまだ限定的にはなっています。マイクロスコープを活用することにより、大きなメリットがあります。
①治療の質を上げることで、感染・痛みなど、治療後のリスクを軽減することができる。
②補綴物を細かに調整しながら装着が可能。
③歯周病治療を行う上で、より歯周ポケットの把握や見落としがちな歯石を確認することができる。
④肉眼では確認しきれない虫歯の発見がしやすくなり、早期の治療が可能。
⑤根管治療の精度をあげることができ、治療後のリスクを軽減できる。
マイクロスコープの特徴として、肉眼に対して最大20倍まで拡大して見ることが可能です。そのため、当然治療の精度があげることが可能です。特に有効な治療については以下が挙げられます。
根管治療は、歯を維持するために最も重要な治療であり、根管治療をしっかりと行うことで再発のリスクを軽減できます。抜髄と呼ばれる歯の中にある神経を取り除く治療をおこない、細菌に感染してしまっている歯の根っこの部分を改善する治療が根管治療です。治療の中ではとても重要度が高い治療ですが難易度も高く、医院によっては十分な治療を施されていない場合も多くあります。その場合は、再発リスクも高くなってしまいます。
患者様の中には、歯の神経を除去してしまえば、痛みも感じずに問題がおきなくなる、生涯大丈夫だと思っている方も少なくないかもしれません。だた、それは誤った認識です。歯は神経を失うことで、強度が大きく下がり歯の寿命を大幅に損ねてしまうことにつながります。当院では、できるだけ再発しないよう、歯を残せるように根管治療には力をいれております。
根管治療は、感染してしまっている歯の根っこ部分の細菌数を減らすことで治癒を促します。ただ、前提として口腔内は常に細菌が数多く存在しており、細菌の侵入を防ぎながら治療をすすめることが非常に難しい環境です。
そのため、当院の根管治療ではラバーダムとよばれるゴム膜をもちいて、治療部位以外を覆い、金具(クランプ)を装着した上で治療をおこなっています。ラバーダムを用いた場合、治療部位を隔離した状態で治療することが可能であり、より精度高く治療ができます。
このラバーダム防湿法という処置は根管治療において、必要な処置ではありますが、全国の歯科医院の10%ほどしか実施されておりません。それは、かなりの手間やコストがかかってしまうため、なかなか導入できないというのが大きな理由です。当院では、できるだけ再発リスクを軽減し、細菌汚染を防げるようにラバーダム防湿法をもちいた根管治療を実施しております。
なにか気になる点がありましたら、お気軽にお問合せください。