みなさま、こんにちは☺門真市萱島駅から徒歩3分の通いやすい歯医者 氏井歯科矯正歯科の院長の氏井公治です☺当院は、駅前でも駐車場が4台ございますので、お車でも来院しやすいです🚗私は口腔インプラント学会専修医であり、日々インプラントの研鑽を積んでおります。
前歯のインプラント治療は診査診断治療計画が大事(1)
続きです。
それでは前歯部のインプラント治療の診査診断に入っていきます。
まずは顔の評価をします。歯を単体で見てどれだけ綺麗でも顔からみて綺麗じゃなければ何の意味も
ありません。顔の評価は非常に大事です。
顔貌所見として正面観では顎のずれはなく側方面観では専門用語でドリコフェイシャルタイプ、コンベックスタイプでありました。
両側中切歯の正中は顔面正中に対して偏位はありませんでした。ただ挺出(下に出てる)していることによってガミースマイル(笑った時に歯茎が見えること)がより強調し際立ってみられました。
次に模型分析に入ります。
模型分析では歯牙の形態やスペース、排列状態を中心に診査しました。
まずarch lengthdiscrepancyを調べると上顎で-2.0mmでスペース不足、下顎で-1mmみられ軽度の叢生が確認されました。
アングルでは右側は六番で一級 三番で1級左側では六番で1級 三番で1級が確認されました。
特に上顎においてarch length discrepancy が-2.0mmになったか原因を考察すると
11の幅径が9.0 21が9.1となり一般的な女性の中切歯と比べ1.6mmほど大きく、挺出していることで歯列弓に収まっているような状態でまた両側即切歯の歯軸が遠心に傾斜し歯列弓に収まっていることが原因だとが考えられます。
またシケイラインの不調和もあり
chicheシシェ pinault ピノーのgingival patternsとしてはun estheticに分類されます。
次に、今回のケースにおいては大きく関与しないかもしれませんが骨格的なことを調べることで診査の手助けになるのではないかと思い患者様に了承を得て側方セファロ撮影し分析をさせていただくようにしました。ANBが3度と標準ですがFMAが33度とロングフェイスの傾向があったのでより的確な診断ができるようgonial angleを計測し、131度と標準偏差を上まっておりさらにN-me の距離を計測したところ137mmと標準より大きく
今回のケースではクラス1のロングフェイスであると診断しました。
続く。