みなさま、こんにちは門真市萱島駅から徒歩3分の通いやすい歯医者 氏井歯科矯正歯科の歯科衛生士の川島です当院は、駅前でも駐車場が4台ございますので、お車でも来院しやすいです
7月に入り猛暑が続いていますこまめな水分補給で熱中症対策をしてくださいね
さて、今回は「銀歯について」お話しします。
「銀歯を入れてせっかく治したのにまた虫歯になってしまった」という
経験がある方、いらっしゃるかと思います(>_<)
歯みがきや食事、噛み合わせの事などいろいろな原因があります。
実はもう一つあります
それは、「銀歯の性質」です
銀歯とは 実は銀だけじゃないんです
銀歯は、正式には金銀パラジウム合金と呼ばれる合金です。
銀が約50%、パラジウムが20%、銅が11%、金が12%、その他3%の銀合金です。
かむ力には耐えますが、
ただ銀歯には性質上の問題もあります!!
<銀歯の性質①→錆びる>
銀が50%含まれているので、長年使用していると錆びる現象が起こります。
銀歯の表面はとても傷がつきやすく、無数の小さな傷がたくさんついてしまい、古くなればなるほど傷の数も多くなります。
そして、この傷の中に細菌が付着してしまい、歯ブラシでちょっとみがいただけでは、落とすことが難しくなります。
このように、銀歯はプラークが付着しやすいことからも、サビやすい素材です。
特に、歯みがきがしにくい歯と歯の間が、特にサビやすいです(>_<)
錆びる
⇩⇩
接着剤が溶ける
⇩⇩
隙間ができる
⇩⇩
1億個の細菌が侵入
⇩⇩
虫歯の再発!!
<銀歯の性質②→変形する>
銀歯はかたいですが、咬むことで、知らず知らず変形を起こします。
なぜなら人は1日1600回かみ、1回の力は50から60キログラムがあるからです。
しかも1000日以上も使うことで、徐々にたわんでいき隙間ができるのです(>_<)
長年のかむ力
⇩⇩
少しずつ変形
⇩⇩
隙間ができる
⇩⇩
1億個の細菌が侵入
⇩⇩
虫歯の再発!!
つまり気づかずに劣化が進行し、むし歯になってしまうのです(>_<)
どれぐらい銀歯はもつの
平均的には
プラスチックの詰め物→約5年
部分的な小さい銀歯→約6年
かぶせ物の銀歯→約8年
お口の中は、食事によって高温、低温にもなりますし、酸性の食べ物も入ってきます。
また、咬む力にも耐えなければなりません。
このようなお口の中の過酷な環境下で、銀歯は、錆びたり、変形したりと劣化していきます。
このように、銀歯の寿命って短いんです。
ただもちろん、銀歯でも20年以上持つ方もいらっしゃいます。
また外れていなくても、気づかずに、内部でむし歯が進行していることもあります。
いくつかかぶせ物が入っている歯を、虫歯にさせないポイントとは
1、歯と歯の間の汚れを歯間ブラシやフロスできれいにする
2、定期検診で虫歯チェックとクリーニングをする
3、むし歯になりにくい素材で治療する
歯みがきや定期検診はご想像がつきやすいと思います。
では、
「虫歯になりにくい素材の治療とは、どういうことでしょう⁇」
それは、
セラミックや、ジルコニアなどのメタルフリーの治療です
まとめ
かぶせた銀歯が再度、むし歯になるのは、大きな理由が2つあります。
1.「歯と歯の間から銀歯のサビが起こって、むし歯になる」
2.「咬む力で金属が変形して、そのすき間からむし歯になる」
銀歯で治療をした歯がまたむし歯になり、むし歯を繰り返していくと、また歯をけずり、ご自身の歯がどんどん少なくなっていきます。
そして、いつかは抜歯となります。
できるだけ神経や歯を長く残したい人には、
むし歯になりにくい素材であるセラミックでの治療がオススメです
次回は「セラミックのメリット」について詳しくお話ししていきますね