みなさま、こんにちは☺門真市萱島駅から徒歩3分の通いやすい歯医者 氏井歯科矯正歯科の院長の氏井公治です☺当院は、駅前でも駐車場が4台ございますので、お車でも来院しやすいです🚗私は口腔インプラント学会専修医であり、日々インプラントの研鑽を積んでおります.
4の続きです。
即時荷重においてどうすれば信頼性が上がるのか考えてみました。
これは初期固定と生物学的固定の安定性のグラフです。初期固定と生物学的固定のトータルの安全性は術後三週間後最も低くなります。
通常荷重に比べて信頼性の劣る即時荷重を成功させるためにはできるだけ早期安全性を獲得する必要があると考えました。確実な初期固定をまず得るのはもちろんですが生物学的固定も早期に獲得するためにインプラント体の表面性状を上げて、強固なプロビジョナルを入れて微小動揺を抑えることでトータルの安全性が向上するのではないかと考えました。
そこで今回の即時荷重インプラントを成功させるための条件として埋入本数は6~8本入れる。それを確実なポジションに入れるためにガイデッドサージェリーを行う。35N以上の確実な初期固定を得るため既存骨に埋入をしできるだけバイコーチカルでテーパード形態のインプラント体を使用する。生物学的固定を早めるため表面性状の優れた親水性の高いstraumannactiveを使用する。リモデリング期間中の微小動揺を抑えるためポンティックは2歯以内にし強固なプロビジョナル作製することを条件としました。この条件にそぐわないようなら患者には通常荷重を選択した方が良いと説明しました。
実際のインプラントの設計をします。今回は臼歯部にも骨があることから6本のフルアーチとしました。フルアーチのインプラント体の設計としては642246のポジションが理想ですが今回は22部では骨幅がなく、16部では高さが不足しています。
17 14 12 11 24 26部に埋入できれば既存骨内でできる限りバイコーチカルに
ポンティックは2歯以内で並行性をもって埋入することができます。
このようなインプラントポジションにすることで既存骨に埋入することができ即時荷重プロビジョナルを装着できると判断しました。
が正中に入れることで舌感障害や清掃性の不良が出ることも説明しましたが患者さんの承諾を得ることができました。この設計で3Dプリンターにてサージカルガイドを作製します。今回は粘膜上ガイドとしています。
出来上がったサージカルガイドを模型上に装着しプロビジョナルを作製します。
微小動揺を防ぐために口蓋をコバルトクロムで補強してます。全ての準備が終わったのでオペに入ります。
続きます。
口腔インプラント学会 専修医 氏井歯科矯正歯科
氏井公治