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神経をとった歯がなぜ痛むの?

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みなさま、こんにちは🌹門真市萱島駅から徒歩3分の通いやすい歯医者 氏井歯科矯正歯科の歯科衛生士の川島です☺当院は、駅前でも駐車場が4台ございますので、お車でも来院しやすいです🚗五月晴れが続き、気持ちがいいですね🍃

 

さて、今回は、「神経をとった歯がなぜ痛むの❓」についてです。

 

 

歯の神経をとってしまえば、当然ですが、歯自体の痛みは絶対になくなります。

それなのに、痛むのは不思議ですよね🌟

 

 

まずは、歯の神経についてお話ししますね。


🌹歯の神経とは?


「歯の神経は大切❣」だと聞かれたことがあると思います。

 

正式な名前は、歯髄(しずい)といいます。

そして、歯髄の中には、神経や血管が通っています。

血管の中には白血球などの免疫細胞があり、ばい菌をやっつけています。

歯の守り神ですね☺

 

 

では、なぜ、強い痛みがでてきて

大切な歯の神経をとるのでしょうか?

 

↓   ↓   ↓

むし歯が神経まで進行して、むし歯菌で神経が死んで腐ってしまったからです。

 

細菌に感染して腐った神経は元には戻らないので、神経や血管を取り除いて消毒していきます。

最後は土台とかぶせ物をしてまた噛めるようになります。

 

 

👦👧「普通に噛める!!神経をとって痛みを感じないからいい歯になった!金属で強そう!」

↓   ↓    ↓

 

そうではありません!!!!!!!

 

嚙めるし、痛みもないし、治りましたが・・・

 

元には戻ってないんです(>_<)

 


🌹神経をとった歯がなぜ痛むの?

根の先の骨が膿んだり、炎症が起こっている

・歯自体ではなく、歯の周りの骨じん帯(歯根膜)が痛みを感じている


神経をとっている歯なのに、歯に食べ物が当たるだけでも強い痛みがでたり、寝られないほどジンジン痛むことがあります。

 

↓  ↓  ↓

原因の多くは

根の先の骨が膿んだり、炎症が起こっているからです。

 

歯髄を抜いてしまうと、歯の中から免疫細胞がいなくなり、歯の中にばい菌が入ってきてもやっつけることができずに、感染して炎症を起こしてしまうのです。

 

そうやって歯の内部におこった炎症は、根の先から、骨の中に進んでいきます。

 

ここで、下の絵をご覧ください。

 

 

神経の周りには、じん帯(歯根膜)や歯槽骨という骨があります。

 

炎症は、根の先から歯根膜へと進んでいき、さらに、歯槽骨まで拡がってしまいます。そうなることで、神経を抜いた歯が痛むのです。

 

↓   ↓   ↓

つまり、

歯自体ではなく、歯の周りの骨やじん帯(歯根膜)が痛みを感じているのです。

 


🌹治療法は?

・歯の根の先にたまっている膿をだす

・根の内部を清掃して消毒して、ばい菌を除去する

・ばい菌がいなくなったら、再びかぶせ物をする


 

根の先に膿がたまっている状態です。かぶせ物などを削ります

⇩⇩⇩

 

➁「リーマー」という器具を使って、歯の中に入っている古い薬を取り除きます。

治療ごとに、歯の中に消毒の薬を入れます

⇩⇩⇩

 

③状態が良くなったら、清掃消毒した歯根管に詰め物をして、細菌の侵入を防ぎます

⇩⇩⇩

 

④キレイになった根管に土台をいれ、人工歯をかぶせる

 


🌹まとめ


神経を抜いた歯でも、

・根の先の骨が膿んだり、炎症が起きている

・歯の周りの骨や歯根膜が傷んでいる

と、お痛みがでること、おわかりいただけましたでしょうか❓

 

歯の中の神経をとると、その部分が空洞になります。

そうするとばい菌が繁殖し、歯の周りの組織に炎症が拡がり、痛くなったり、腫れたり、最悪の場合は抜歯になることがあります。

 

 

また、ばい菌が血管を通じて全身にまわってしまうこともあります。

 

そうしないために

歯の根を治療して、詰め物をする必要があります。

 

歯の根は、非常に細く形も複雑で、治療には細心の注意と労力、時間が必要です。

 

ですが、

 

歯を救うため、一本でも多くできるだけ長く歯を残す、という考えのなかで、

「歯の根の治療」は欠かせない重要な治療です❣

 

根気よく必ず最後まで治療をお受けくださいね🌟

 

 

そして、治療した歯がきちんと機能を果たしているかどうかを確認するためにも、定期的な健診にご来院くださいね☺

 

ご質問、ご相談などがございましたら、お気軽に氏井歯科矯正歯科までご連絡ください🦷

 

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