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咬合崩壊した高齢者に対してインプラントを用いて早期QOLの回復を目指した症例

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みなさま、こんにちは☺門真市萱島駅から徒歩3分の通いやすい歯医者 氏井歯科矯正歯科の院長の氏井公治です☺当院は、駅前でも駐車場が4台ございますので、お車でも来院しやすいです🚗私は口腔インプラント学会専修医であり、日々インプラントの研鑽を積んでおります.

今回は咬合崩壊した高齢者に対してどう早期に噛み合わせを回復させて咬合を回復させるか

ということをテーマに症例を供覧していただきます。

この症例はインプラントジャーナル88号に掲載されました

https://www.zenith-press.com/implant_journal/implant_journal_088.html

噛み合わせが悪くなり咬合崩壊という状態になると思うように食事が摂取できなくなり

全身に影響が及ぶことはいうまでもありません。

特に高齢者の場合は加齢によっても身体能力が低下しつつあるので栄養摂取の要件である口腔機能

が低下するということは身体の衰弱を早めることにもなります。

早期に咬合回復を目指すためには入れ歯が推奨されますが噛む力や咀嚼能力の回復具合からすると

インプラント治療にはかないません。

ただインプラント治療はすぐにできるものではありません。

きちんと診査診断をして埋入ポジションを決定していきます。

ただし、咬合が崩壊している患者様は複雑な要素が絡みあっているので原因を探るのは容易ではありません。

従来のインプラント治療のプロトコールに従うと治療が何年にも及んでしまい咬合機能が回復

する前に身体が衰弱する可能性が高い。

今回はこのような場合どうすればいいか症例を通じてお話しさせていただきます。

患者さんはは70歳 主訴は食事がしにくい、硬いものを噛めないとのことです。

歯科既往歴として当時現状の維持をしてほしいと妥協的なメンテナンスをで通院されておりました。

が、現状のままでは食事がしにくくなってきたと治療を希望されております。

特に希望としては入れ歯を拒否されていました。

パノラマ写真です。処置歯が多く不適合補綴物が多く見られ、全顎的に水平的な骨吸収が認められます。

ほぼ全ての歯において2次カリエス、不良補綴物、エンド必要歯が見られます。

 

歯周精密検査です。やはり上顎は全ての部位でポケットが6mm以上、動揺度も2から3度ありました。下顎も44473437でポケットが4mm以上みられ動揺が2度ありました。

やはり上顎は全て抜歯と診断しました。下顎も初期治療を終わらせてからですが、34374447

は残すことが難しいと診断しました。

続きます。

口腔インプラント学会 専修医 氏井 公治

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