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前歯のインプラント治療は診査診断治療計画が大事(6)

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みなさま、こんにちは☺門真市萱島駅から徒歩3分の通いやすい歯医者 氏井歯科矯正歯科の院長の氏井公治です☺当院は、駅前でも駐車場が4台ございますので、お車でも来院しやすいです🚗私は口腔インプラント学会専修医であり、日々インプラントの研鑽を積んでおります.

前歯のインプラント治療は診査診断治療計画が大事(5)の続きです。

https://ujiisikakyousei.com/blog/2022/04/03/%e5%89%8d%e6%ad%af%e3%81%ae%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%97%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%88%e6%b2%bb%e7%99%82%e3%81%af%e8%a8%ba%e6%9f%bb%e8%a8%ba%e6%96%ad%e6%b2%bb%e7%99%82%e8%a8%88%e7%94%bb%e3%81%8c%e5%a4%a7-5/

以上の反省を踏まえましてsoft tissue managementに入ります 。

歯槽亭の萎縮に対して今回は結合組織を移植する予定としました。

特に乳頭部に垂直的萎縮がみられます。

CTでステントのコンタクトから歯槽骨頂までの距離を計測すると3.5mmと

ターナーやサローマの文献より回復可能な距離であることがわかりましたが

高さを維持するためには高さに比べて1.5倍の幅が必要であるという報告もあり厚みを増やす必要があります。また長期的に安定したインプラント周囲組織を維持するためにbio typeの改善も必要だと思われます。

12 22の乳頭を見ると高さは維持できております。

そこで今回はフラップを開けずにパウチを形成し

CTGを挿入し乳頭部のみ選択的に高さ幅を確保する計画としました。

口蓋よりCTGの採取をします。トリミングをし

ポジショニングスーチャーで位置決めをし

術後の腫脹を考慮しなるべくテンションをかけないよう縫合しました。

術前と一ヶ月後です 。

乳頭部における高さの回復が認められました。

ステントを装着した状態です。 高さ幅とも回復が認められました。

の後2次オペはなるべく歯肉を温存するようパンチアウトとしました。

術前とニ次オペ後です。

高さ幅に問題がないことを確認しプロビジョナルの製作に入りました。

もう一度ワックスアップをし形態をシミュレーションしました。

1121のW/L比を整えるためにはやはり1222を触る必要があります。

ワックスアップに基づきプロビジョナルを作製しました。

11に関してはスクリューリテインにするためデンテックのザックシステム

で角度補正しています。

プロビジョナル装着直後です。

術前とプロビジョナル装着後の正面観です。

プロビジョナルによる評価をすると

1222近心に斬間的にCRをし幅径のバランスをとることで

1121のW/L比の改善 arch length discrepancy の改善が図れました。

またシケイラインも

esthetic gingival patternsに近づきました。

ガミースマイルの改善も図ることができました。

比較をするとover biteの改善は見られましたが

歯冠長が長く歯軸の傾斜があります。しかしこれは最終補綴で修正範囲であり1222のラミネートベニアでバランスをとりながら形態を整えていくようにしました。

over jet  の改善 もみられます。

続きます。

口腔インプラント学会専修医 氏井歯科矯正歯科 氏井公治

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