ブログ｜大阪府門真市萱島駅より徒歩3分｜氏井歯科矯正歯科

みなさま、こんにちは☺門真市萱島駅から徒歩３分の通いやすい歯医者　氏井歯科矯正歯科の院長の氏井公治です☺当院は、駅前でも駐車場が４台ございますので、お車でも来院しやすいです🚗私は口腔インプラント学会専修医であり、日々インプラントの研鑽を積んでおります。

今回は５０歳の男性の前歯に対してガイデッドサージェリーを併用したインプラント治療を

して審美性と機能性を回復させたケースをご供覧させていただきます。

全顎的に歯周病が進んでいる状況です。３ヶ月に一度メインテナンスをさせていただき

現状を維持している状況ですがどうしても悪くなるところが出てきます。

今回は右上の前から２番目の歯の動揺が進行してしまい横の歯と接着剤で固定をしていましたが

腫れや出血が止まらなくなったことから精査してほしいということでした。

部分的なレントゲン写真からは骨が根っこの先の方まで吸収してしまい骨による付着が

ほぼなくなっている状況だと考えられました。ただし両隣の歯に対しての骨吸収はそれほどみられません。

より詳しく診査するためにCT撮影を行います。

これがCTのサジタル画像です。根の先に本来であればある骨がなくなっています。

このことから２番目の歯に対して部分的に高度に歯周病が進行しており保存は困難であると考えました。

歯を抜いた場合

①ブリッジ②入れ歯③インプラント

の三通りの治療方法がありそれぞれメリットデメリットがあります。

今回は両サイドの歯が特に何も削っていない歯でもありできるだけ歯を現状のまま残しておきたいこと。

入れ歯であれば取り外しをしなければいけなく不便であること（この患者様は他部位で入れ歯を使っていました）

からインプラント治療を希望されました。

それではインプラント治療に対する診査をしていきます。

ストローマンボーンレベルインプラントのΦ3.3✖︎12mmであれば現在の骨内に埋入することができるのを

確認しましたが骨幅が狭くピンポイントでインプラントを埋入しなければいけません。

患者様と相談した結果より安全に治療を行うためにサージカルガイドを用いてインプラント治療を

行うことにしました。サージカルガイドとは

ホームページにも記載しておりますが術者の経験や勘に頼るのではなくコンピュータ上でシミュレーションして

より確実にインプラント体を決められた位置に埋入する方法です。

まずはワックスアップを作製し最終の形を決定します。

それをガイドソフト上に取り込んで

でこの最終の形にあったインプラントの位置をシミュレーションします。

今回は骨の中に入れようとすればどうしても唇側にスクリューホールが見えてしまいますので

セメント固定と計画しました。

これが出来上がったサージカルガイドです。

これをオペ中に口の中に装着することで正確な位置に埋入することができます。

埋入後です。正確な位置に埋入できました。

３ヶ月後の状態です。特に問題はないので型取りをして最終の被せものを装着しました。

術後の写真、レントゲンです。患者様は大変満足されておりました。

サージカルガイドを使用することにより

① 正確な位置に埋入することができる

②術中の時間が減り患者様の負担が減る

等インプラント治療にはデジタルを使用することにより様々なメリットがあります。

今回は以上なります。長文読んでいただきありがとうございました。

口腔インプラント学会専修医　氏井公治