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ブログ|大阪府門真市萱島駅より徒歩3分|氏井歯科矯正歯科

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50歳 男性の両側下顎臼歯部欠損に対してインプラント治療により咬合の回復をした症例

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みなさま、こんにちは☺門真市萱島駅から徒歩3分の通いやすい歯医者 氏井歯科矯正歯科の院長の氏井公治です☺当院は、駅前でも駐車場が4台ございますので、お車でも来院しやすいです🚗

 

今回は特にインプラント治療の恩恵を受ける

下顎臼歯部欠損に対するインプラント治療をして咬合を回復させたケース

をご供覧させていただきます。

患者さんは50歳男性

主訴は入れ歯が合わないのでインプラントをしてほしいということでした。

このように両側の6番目7番目の歯がなくなっています。

今までは入れ歯を使ってお食事をされていたのですが、

どうしても硬いものが噛めない

ということでインプラントなら硬いものが噛めるように

なるのではないかとご相談で来られました。

まずは診査診断から始めます。

このように模型を作りこの模型状で理想的な歯の形をシミュレーションします。

このようなシミュレーションとなります。

ここでCT撮影をしこのシミュレーション上に骨があるかを調べます。

CT撮影をしないと骨幅高さの正確なボリュームがわかりません。

必要以上に被曝をするのは嫌かもしれませんがインプランと治療に置いて

CT撮影は必ず必要です!

CT撮影後です。このオレンジで囲まれている部位が下顎菅と言って

ここを傷つけてしまうと神経損傷を起こしてしまい麻痺が残るところであり

必ず避けなければなりません。

インプラント学会のプロトコールでは2mm離す必要があります。

 

 

このようなサイズのインプラント体をシミュレーションすることができました。

インプラントのサイズの基準として臼歯部なら直径4.0mm 高さ10mmが

一つの基準であり最近では8mmでも予後に影響はないと言われております。

今回のケースでは高さ幅とも十分に骨があったことから特に骨造成など

特別な処置は必要ありませんでした。

患者さんに説明をして納得していただき同意書を書いていただき

オペ前の準備は完了です。

一次オペというインプラントを骨内に埋入手術を始めます。

オペ後になります。両側ともシミュレーション通りに埋入ができました。

この状態で3ヶ月待ちます。

なぜかというとインプラント埋入直後は骨に固定はされていますが

機械的な嵌合力しかなく徐々に生物学的な固定に置き換わってきます。

メーカーにもよりますが一般的に下顎なら3ヶ月待てば安心だと思われます。

3ヶ月後です。この歯茎の中にインプラントが埋まっています。

ここで2次オペに入ります。

2次オペとはインプラントの頭出しをする手術のことです。

色々なやり方はあるのですが

今回は角化歯肉と言われる丈夫な歯茎が十分にあったのでこれをずらして

インプラントの被せ物の清掃性をあげる手法で行う計画としました。

このように歯茎をずらします。

左も同じようにします。

およそ1ヶ月ほどでこのように治癒しインプラントの周囲に丈夫な歯茎が出来上がります。

このようにすることで歯ブラシができやすくなり清掃性が向上し

インプラントの予後が上がります。

この後に型取りをします。

これが型取りです。二週間ほどで被せものが出来上がってきます。

これが最終的な被せ物です。材質は今回は咬合の安定化をしたいのでフルジルコニア

としました。

術後の写真です。

このように自然で綺麗な歯を入れることができ、患者様もなんでも噛めると

大変喜ばれていました。

この患者様は必ず3ヶ月に一回メインテナンスに来ていただいております。

三年後のレントゲンです特に問題はありません。

このようにインプラント治療は

①診査診断

②一次オペ

③二次オペ

④被せ物

という順番に確実にステップを踏むことで長期的に安定し見た目も良い

被せものを作ることができます。

特に診査診断が大事です。

長文読んでいただきありがとうございました。

もしご相談があればなんでも質問してください。

氏井 公治

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