みなさま、こんにちは☺門真市萱島駅から徒歩3分の通いやすい歯医者 氏井歯科矯正歯科の院長の氏井公治です☺当院は、駅前でも駐車場が4台ございますので、お車でも来院しやすいです🚗
今回は歯の根っこが割れてしまい抜歯を余儀なくされた前歯部に対して、
抜歯即時インプラントにより
低侵襲で早期に審美と咬合の回復を試みた症例をご供覧していただきます。
38歳の女性 右上2番目の歯の被せ物の脱理を主訴に来院されました
全体的にはその部位以外には問題はありません。
右上側切歯の状態を精査した所
虫歯がかなり進んでおり、根っこも割れていました。
やはり神経を取った歯というのはこういうことが突然起こってきます。
神経を残すことが歯を守るためには必要です。
治療方法として抜歯をして
①ブリッジ
②入れ歯
③インプラント
のメリット、デメリットを説明した所
①歯を削りたくない(ブリッジだと両サイドの歯を削らないといけない)
②精神的に入れ歯を受け入れられない
ということからインプラント治療を選択されました。
そこでCT撮影をした所
抜歯をした直後にインプラントを埋入しても十分な既存骨が見られたことから
抜歯即時インプラントを計画することにしました。
利点として①両サイドの歯間乳頭を温存できる
②短期間で治療が終わる
③腫れや痛み等侵襲が少ない
点が挙げられます。
それではオペに入ります。今回はやり方をしっかりと説明したいのでオペ中の写真を載せますが
苦手な方は飛ばしてください。
まずは慎重に抜歯をします。
その後、インプラント埋入。唇側骨とのギャップにBIo-ossを填入します。
テルプラグで縫合して終わりです。オペの時間は一時間くらいです。
シミュレーション通りに埋入できていることがわかります。
一週間後にはもうこの状態まで回復します。
両隣在歯に接着剤で人工歯を止めておきます。
3ヶ月後です。唇側の歯肉の退縮は見られますがこれは歯肉移植をすれば防ぐこともできます。
今回は患者様と相談した結果歯肉の移植はなしということでこのような状態となりました。
最終補綴です。自然と審美的に仕上げることができました。
ここまで4ヶ月ほどです。
術前と術後です。
現在はメインテナンスとなっております。
インプラントはメインテナンスが大事です。
人工物なので天然歯と違うので免疫力が弱く汚れがたまると骨が一気になくなってしまい
インプラントが早期脱落してしまいます。
この患者様の場合は一年後のCT撮影でも十分に骨の支持を保っています。
これもメインテナンスにきちんと通院されているからです。
抜歯即時インプラントは必ずどんなケースでもできるわけじゃないですが
ケースを選べばメリットもたくさんあります。
ケースを選択する診査診断がインプラント治療では大事です。
当院は診査診断を十分にした上でさらにその後にカウンセリングを何度も重ねて
患者さんの希望になるべく寄り添うようにしています。
こちらの判断も大事ですが患者さんの満足度も大切にしています。
もしインプラントの相談があればいつでも連絡してください。
長文読んでいただきありがとうございました。 氏井公治