みなさま、こんにちは☺門真市萱島駅から徒歩3分の通いやすい歯医者 氏井歯科矯正歯科の院長の氏井公治です☺当院は、駅前でも駐車場が4台ございますので、お車でも来院しやすいです🚗私は口腔インプラント学会専修医であり、日々インプラントの研鑽を積んでおります.
咬合崩壊した高齢者に対してインプラントを用いて早期QOLの回復を目指した症例
の続きです。
治療計画に入ります。まずはオーラルフレイルの低下した高齢者に対して早期咬合の回復をしなければならないということでデンチャーを使用した計画を提案しました。上顎は全て抜歯をしFD、下顎は初期治療をした上ですが47 44 34 37 の抜歯しPDを作製し咬合を回復させる。まずはこの計画ではじめ、必要ならばインプラントの説明をしましたが入れ歯は嫌だと拒否され、またご主人が総義歯で固いものが噛めないと予測できると激しく拒否されました。
そこで上顎は抜歯後ある程度顎位が改善するまでの短期間だけFDを使用してもらう。
その後その顎位に合わせてインプラント埋入しできれば即時荷重プロビジョナるを装着し早期咬合の回復をする。下顎は34374447を抜歯しインプラントを利用した固定性補綴装置を入れることで最小限で入れ歯は回避できると説明した所この計画となりました。
ただし上顎の無歯顎固定性補綴装置を誰でもできるわけではなくオーバーデンチャーにしなければならないケースもあります。これはZitzmannの固定性かオーバーデンチャーかの選択リストです。フェースサポート、アングル、スマイルライン、上唇の長さ、粘膜の量、切歯乳頭位置、発音障害、口腔衛生、コストなどのパラメーターから診断していきます。
この患者さんはフェースサポートが不要、アングルはクラス1、ロースマイル上唇の長さは26~30mmあり口腔衛生や発音障害に問題がないことか現時点では固定性のインプラント補綴を計画しても問題ないと判断しました。
続きます。
口腔インプラント学会専修医 氏井 公治